「梅安最合傘 仕掛人・藤枝梅安」池波正太郎 再読

 「梅安鰹飯」元締め同士の仕掛合い。「人間はよいことをしながら悪いことをし、悪いことをしながらよいことをしている。」作者の善悪二元論は、当たり前だが仕掛人だけではなく元締にも当てはまる。元締の場合、仕掛ける相手が生かしておけない悪人かどうかだけでなく縄張り争いが加わる。ただ殺す殺されるだけでなく陰謀の臭いがして面白い。
 本の題名と同じ「梅安最合傘」は梅安の恩人を仕掛ける話しで、実の妹おみのを仕掛けたときほどでは無いようだが、葛藤があるようだ。おみのもこの恩人も悪人に描かれているのが救いか。
 「梅安 迷い箸」、「さみだれ梅安」この作品もDVDで観たので読むよりも先に状景が浮かんでしまう。梅安が仕掛を観られてしまう話しと、小杉十五郎と梅安、彦次郎とが仕掛を交換する話し。
 池波志乃さんの小噺仕立ての解説もテンポが良くて面白い。


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講談社文庫 池波正太郎 講談社発行年月:2001年04月 ページ数:361p サイズ:文庫 ISBN


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